親が元気なうちに確認しておきたいこと7つ|聞きにくいことを、どう切り出すか

片付けと整えるくらし

やどりん
やどりん

父が亡くなり、私は初めての相続手続きを経験しました。
あの時もっと早く聞いておけばよかったと感じたことがいくつもありました。

相続の手続きで実感した終活の大切さについてはこちらを参考にしてください。
「父の相続手続きで実感した終活の必要性|50代から始める準備」


今回は、その経験をもとに、親が元気なうちに「何を確認しておけばよかったのか」、そして
「どう切り出せばいいのか」
についてお伝えします。

なぜ「元気なうち」に聞いておきたいのか

相続手続きの際、知らないことが多いと探したり調べるのに時間がかかり、残された家族の負担になります。
そして、もっと生前に親と話す時間を持てていたら、葬儀の希望や細かな思いを汲み取り、より本人らしい形で見送ることができたのではないか──そんな思いが心に残っています。
親が元気なうちは、子どもの側も「まだこんな話をするのは早い」と感じるかもしれません。でも実は親が元気なうちだからこそ、無理なく話しておけることもあります。

親が元気なうちに確認しておきたい7つのこと

  1. 銀行口座・証券会社 — どこに何があるか、通帳や証券の保管場所
  2. 保険 — 加入している保険会社や保険の種類、受取人など
  3. 不動産の名義・所有状況 — 土地や建物の名義、関連書類の保管場所
  4. 契約中のサービス — 電気・水道・通信・サブスクなど、意外と見落としがちなもの
  5. 葬儀についての希望 — 決まっていなくても「考え始めているか」だけでも確認
  6. 緊急連絡先 — もしもの時にすぐ連絡できる情報
  7. 大切な書類・印鑑などの保管場所 — 印鑑・保険証券・年金関係の書類などをまとめて確認

「聞きにくい」をどう乗り越えるか

「相続のため」ではなく「もしものときに困らないため」

元気なうちは、亡くなったときのことを考えるのは避けたいものです。でも、病気や入院など、突然家族の助けが必要になることはあります。
「もしものときに備えて一緒に整理しておきたいんだけど」などと伝えてみてはいかがでしょうか。そうした準備を親子で一緒に進めることで、少しずつ安心感が生まれ、お互いに話しやすくなるのかもしれません。

まず自分のことから話してみる

「私も50代になったし、大切なモノや書類を整理しているんだよ。モノが減って大切なものがわかりやすいし、掃除もラクになったよ。」
「この間契約中のサービス一覧表を作ったんだよ。もしものときに夫と共有できるようにしているの。」
などと自分が始めたことや、やってみてよかったことを話してみるのもいいでしょう。自分のこととして話してみると、親も自分のこととして考えやすくなるかもしれません。

一度に全部聞こうとせず、普段の会話の中で少しずつ

これまで話したことがないのに、いきなり7つ全部を一度に聞こうとすると相手も戸惑います。
テレビやニュースを見た流れなどの「雑談の延長」や、友人知人の体験話などを交えながら少しずつ聞いていくとよいでしょう。
例えば、こんな会話から始めてみるのはいかがでしょうか。
「最近、災害のニュースが多いね。もし何かあったときに困らないように、家族で少し確認しておいたほうがいいこともあるよね。」
「知人の家族が急に入院して、お薬手帳を探すのに苦労したんだって。うちは大丈夫かな?」

まとめ|聞くことは「思いやり」の一つの形

最初からすべてを聞く必要はありません。ふとした会話の中で、少しずつ確認していく。それだけでも、いざというときの家族の負担は違ってくるはずです。まずは「大切な書類はどこに置いてある?」など、聞きやすいことから始めてみるのもいいでしょう。

親に終活をしてもらう、というより、もしものときに家族が困らないように、一緒に少しずつ準備しておく。それは、親の人生を尊重しながら、家族を思いやることの一つなのかもしれません。


私も父の相続を経験して、元気なうちに話しておくことの大切さを実感しました。これからは、自分自身のことも少しずつ整理しながら、家族とも無理のない範囲で話していきたいと思っています。

父の相続手続きで、実際にどんなことに困ったのか、そして「もっと早く準備しておけばよかった」と感じたことについては、前回の記事にまとめています。親の終活について考えるきっかけとして、こちらも参考にしてみてください。
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